日光の旅、2日目。
ホテルの11時チェックアウトまで、午前中はホテル内を散策したり、金谷ベーカリーでパンを購入したり、ホテルの敷地内の散策路をお散歩したり。
普段のたびではなかなか味わうことのない、有意義なホテルライフを満喫してから、バスに乗り込み華厳の滝へ。
小学生の頃に来た時には、不吉な怖いことばかり考えて滝を直視することが出来ないほどビビッていたけれど、大人になってきてみると、雄大な滝の荘厳さに圧倒されまくり。
写真は割愛。
次の目的は、田母沢御用邸!!
昼過ぎから雨というあいにくのお天気でしたが、幸運にも雨に降られることも無く無事御用邸に到着。
広大な敷地に静かに佇む御用邸は、現在は栃木県に移管され、一般ん公開されています。
建物内のほとんどの部屋を見学することが出来るようになっており、御用邸の歴史や修復時の資料なども展示されています
江戸城から移築された広い建物の、複雑に折り重なった屋根に葺かれた銅版屋根。
連なる屋根の複雑な構造や勾配に絶妙な曲線で継ぎ目無く覆われた屋根は、二階から見下ろすととっても美しかった。
要所要所には、庭を美しく見せるための工夫が施されていました。
庭を取り囲み、回廊式になっている建物は、部屋から廊下、縁側と外に向かうに連れて勾配が付いていて、部屋に座り外を眺めた時に床のラインが視界の邪魔をしないように設計されているそう。
あ、廊下の写真が無い・・・。
和洋折衷の設えが、あまりにも非日常すぎてなんとも不思議な景色ではあるけれど、使用されている材料や、配慮された工夫、そのひとつひとつの細部に施された職人の技に圧巻でした。
ふすまの引き手や、釘隠しは部屋ごとにデザインが異なっていたり
時代を感じる、電気のスイッチやブレーカーがあったり。
洋間と和間が混在しているのですが、畳の縁のデザインも部屋の用途によって異なっていたり、洋間に敷かれた絨毯がこれまた素敵!
何十畳もある広い間に、継ぎ目がわからないように敷きこまれている、修復の資料によると一枚ものでおられた絨毯を一旦全面に仮敷きしてから、均等な幅に裁断し、接着して敷き込んだそうです。
文章にするとなんとも簡単そうに聞こえますが、実際に施工したらどれだけ大変な作業か・・・←ワタクシ、前職が建築だったので、施工とか材料とかがやたら気になってしまうのです。
こちらも日光観光にお勧めです。
季節はずれだったので見ることはできませんでしたが、お庭の一角には樹齢400年のしだれ桜があり、お花見の季節に訪れたら最高!!でしょう。
落葉し始めた紅葉をちょっとだけ見ることが出来た今夏の1泊2日の日光のたびでしたが、旅の締めくくりはやっぱり湯葉料理!
日光唯一の困ったことは、お店の閉店時間が早いということ。
17時を過ぎたらたいていのお店は終わっています・・・。
お目当てにしてた湯葉懐石のお店例の如く16時閉店で、御用邸に思いのほか長く滞在しすぎてしまった私たちは、昼食難民になっていました。
あきらめて「東京着いてから何か食べようか・・・」なんて思い始めた矢先、駅までの道すがらたまたま通り掛かり目に入った地元の方が行きそうなお店。
これでもか!!!と言うくらいにどのお料理にもたっぷりの湯葉が使われていて、お値段もリーズナブル、そして美味しい。
最後の最後まで、日光を満喫して大満足の旅でした。
のんびり旅行に行きたいけど、そんな時間ないし近場で1泊くらいなら・・・と思っている方にはコンパクトだけど見所満載の日光、かなりお勧めです。
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